移行した記事の不具合を Claude Code にまとめて直してもらった
アメブロから700件以上の記事をこのブログへ移した話は以前の記事に書きましたが、移し終わった後も、細かい不具合がぽつぽつと見つかっています。
記事数が多いので手作業で直すのは現実的ではなく、ここでもClaude Codeにまとめて直してもらいました。今回はその後始末の記録です。
文字色が背景色と似ていて読めない
最初に気づいたのは、ある記事を開いたときに本文がほとんど読めなかったことです。よく見ると、文字がうっすら見える程度の色になっていました。
調べてもらうと、原因はアメブロのエディタが記事に埋め込んでいた文字色の指定でした。アメブロは背景が白なので、濃いグレーの文字でも問題なく読めます。しかし、このブログのテーマは背景が濃い色なので、濃いグレーの文字はほとんど見えなくなってしまう、というわけです。
そこで、同じ問題が他の記事にもないか、全718記事を調べてもらいました。文字色と背景色の明るさの差(コントラスト比)を計算して、読みづらいものを洗い出す、という方法で調べてくれました。
その結果、はっきり読みづらいものは8記事でした。
修正の方針も、記事の中身に応じて分けてくれました。
- 濃いグレーや黒の指定 … 色の指定そのものを削除して、テーマ本来の文字色に戻す
- 強調のための青 … 消すと強調の意図が失われるので、濃い背景でも読める明るい青に置き換える
- 白い背景のカードの中にある濃い文字 … そのままで読めるので対象外
作業は、いきなり8記事すべてではなく、まず1記事だけ直して表示を確認し、問題がないことを見てから残りをまとめて、という進め方でした。
YouTubeの埋め込みが小さい
次に見つかったのが、YouTubeの埋め込み動画です。
記事に貼った動画が、一部の記事で正しく表示されていませんでした。
これもアメブロ時代の形式が原因でした。アメブロでは横幅を自動で広げる仕組みがあり、動画の大きさは小さい値のまま書かれていたのですが、こちらにはその仕組みがないため、書かれたままの小さいサイズで表示されていた、ということのようです。さらに古い記事には、Flash時代の貼り方をしているものもあり、こちらはそもそも再生できない状態でした。
この件は、先に手動で1記事だけ埋め込みなおしを行っていたので、その記事を見本にして全記事を調べてもらいました。対象は82記事・145個の動画が見つかりました。これをすべて、WordPress標準の貼り方に置き換えてもらいました。
置き換え後は、本文の幅いっぱいに表示され、スマホでは画面幅に合わせて縮むようになりました。
また作業の中で、YouTube側で削除されたり、埋め込みが禁止されたりしている動画が9本見つかりました。
これらは埋め込みにしても表示できないので、リンクと「この動画は現在再生できません。」という一文に置き換えてもらっています。
タグの整理
ついでに、タグの整理もお願いしました。
例えば「鈴鹿クラブマンレースの記事にKRPのタグを付けたい」と頼むと、「クラブマン」という言葉を含む記事を全部拾い出したうえで、1件ずつ本文を読んで、レースそのものの記事なのか、話のついでに触れているだけなのかを判断してくれます。判断に迷うものは「これはどうしますか」と一覧で出してくれるので、こちらは選ぶだけで済みました。
同じように、YouTubeの動画を貼っている81記事にまとめてタグを付けたり、固定ページのタイトルの表記ゆれ(「Youtube」を正式な「YouTube」に)を13ページ分まとめて直したりもしてくれています。
更新日がすべて移行した日になってしまう
移行した記事は、投稿日はアメブロ当時の日付が入るようにしてありました。
ところが、あとから記事に何らかの修正が入ると、「更新日」が作業した日時に書き換わってしまいます。WordPressは、外部から記事を更新すると更新日を現在時刻で上書きする仕組みになっているそうで、このままでは714件すべての更新日が移行作業の日で埋まってしまいます。
そこで更新日が変更されないようにする方法をClaude Codeに相談したところ、更新日を投稿日に強制的に合わせる仕組みをテーマ側に追加してくれました。そのうえで、714記事すべてに「投稿日を投稿日自身で設定し直す」だけの無害な更新処理を行うことで、更新日の再修正をおこなってくれました。
投稿日そのものは記事の属性として保存されているので、後から記事に手を入れても、アメブロ当時の日付のまま残ります。
記事のURLを整理する
もう1つが記事のURLです。移行したままだと、日本語のタイトルからURLが自動で作られるため、長くて読みにくいものになっていました。
ここは、元のアメブロの記事番号をそのままURLに使う形へ、714件分を付け替えてもらいました。元の記事との対応も分かるので、後から追いかけるときにも役立ちます。
あわせて、元の記事番号は記事の属性(メタデータ)にも保存してもらっています。URLの付け方を後から変えても、どのアメブロ記事から来たものかを追えるようにするためです。
ついでに、これから書く記事のURLも「日付+その日の連番」(例: 20260920-1)という規則に決めて、以降はこの形で付けてもらうようにしました。
アイキャッチの一括設定
アメブロから移した714記事は、アイキャッチ画像が設定されていない状態でした。
そこで「本文の1枚目の画像をアイキャッチにして」と頼んだところ、551件が自動で設定されました。
ところが、本文の先頭にアメブロの顔文字スタンプが入っている記事では、その16×16の小さな画像がアイキャッチになってしまいます。
そこで「画像のサイズを見て、小さすぎるものは避けて最初の大きい画像を使って」と頼み直したところ、216件が差し替えられました。写真が1枚も入っていない71件は、アイキャッチなしに戻してくれています。
さらに、本文に画像がなくYouTubeの動画だけが貼られている記事については、その動画のサムネイルをアイキャッチに設定してもらいました。34件中32件が自動で処理され、残り2件(プレイリストの埋め込みと、サムネイルが取得できなかったもの)は手動で対応することになりました。
700件超の記事に対して、条件を言葉で伝えるだけでこの手の作業をまとめてやってくれるのは、本当に助かりました。
代替テキスト(alt)の設定
記事に画像が含まれている場合に、「代替テキスト(alt)」が空欄になっているものがありました。
ここに画像の説明を入れておくと、画像が表示できないときや、読み上げソフトを使っている人に内容が伝わります。検索エンジンにも画像の中身を伝えられます。
これを「altとアイキャッチを設定して」と頼むと、Claude Codeが画像そのものを見て、内容に合った説明文を付けてくれました。
設定は本文の画像だけでなく、メディアライブラリ側にも入れてくれるので、同じ画像を別の記事で使うときも説明文が残ります。
任せるときに安心できたこと
700件以上の記事をまとめて書き換えるのは、予想もしない結果になってしまう危険もあります。
ただ、今回の進め方は、
- まず調査だけを行い、対象の件数と内容を報告する
- 修正方針を提示して、こちらの確認を取る
- 1件だけ直して表示を確認してから、残りをまとめて処理する
- 修正後に、狙いどおりになっているかを1件ずつ確認する
という手順がとられていたので、ある程度任せても不安はありませんでした。
なおWordPressには変更前の状態に戻せる機能(リビジョン)もあるらしく、最悪元の状態に戻すことは可能なようです。
