スーパーなヤマハ?
久しぶり?のシンセネタ
1989年発売のYAMAHAシンセ
SY77


ハードオフ巡りで見つけたジャンクものです。
EOS B500よりも1年前に発売で、マイファーストシンセV50を手に入れた頃に登場した当時のフラッグシップ機。
小室さんはDigitalian is eating breakfastのライブステージで右側にSY77を2台、左側にはB500の1世代前の機種EOS B200を2台スタックして使っていました。


しかもステージ下からニョキっと登場するギミック付きで、格好良すぎる


当時定価30万円というなかなかなお値段で、一般庶民にはおいそれと手が出せるものではありませんでした。
エンジンはRCM音源と呼ばれる、ヤマハお得意のFM音源を進化させたAFM音源と、PCMベースのAWM2音源を合体させたものです。
聞くところによると、早産だったらしくサンプリングの味付けなど十分煮詰め切れていない状態でリリースされてしまったらしいデス。
翌年に登場するSY99は、波形容量も倍増され、TX16Wのサンプリングデータも利用できるなど楽器としての完成度を高めた究極の機種と言われていました。
SY77は初期型特有の曰く付き?の機種ではありますが…
因みにB500もよく似た音源構成ですがあくまで廉価版な仕様デス。
SY77のFM音源部は4オペレータに対して6オペレータでありDX7エンジンの進化版的な本格仕様になっています。加えてレゾナンス搭載のデジタルフィルターが搭載され音作りの幅が広がっています。
PCM音源部もAWMに対してAWM2。サンプリングレートが12bitから16bitにグレードアップしています。この当時でいうところのハイレゾ化ですね。もちろんこちらにもデジタルフィルターが搭載されています。
さて、
実際にその展示品を観察してみると、ジャンク品である大きな理由は、フロッピードライブが動作しないから…ということでした。
ここハードオフ高針店は、電子楽器関連の充実度がかなり高く、近くの四軒家店(電磁マシマシで佐野さんが紹介していたお店)よりも個人的に好みな機器が沢山集まっているようでした。
しかも一部の機材は電源が入っていて実際に触って確認できるようになっています。
ラック音源まで切り替えで試奏できるようになっている店は近場では見たことがありません。
これってシンセ等に詳しい人(好きな人)が店にいるから出来るって感じなので個人的にはとても好感が持てます。
SY77もそんな試奏可能状態な展示品の内の1台でした。
フロッピードライブの故障具合を最初に確認したら、予想通りモーターは元気良く回転していました。
定番トラブルのゴムベルト劣化デス
でもこのトラブルなら経験上まず間違いなく直せるので、その他の不具合を探しました。
液晶パネルのバックライトにはEL板が使われていて、こちらも定番トラブルというか経年劣化で殆ど発光していない状態でした。
こちらもS3000XLの修理で交換実績があるので多分直せます。が、バッライト無しでも部屋が明るければ充分視認できるのでこのままでも使えそう。
それ以外で通常ヤバそうなのが、タクトスイッチの接触不良やダイヤルの数値ジャンプ等。
でも凄く反応が良くて程度はかなり良い感じでした。
鍵盤も61鍵全鍵とも不具合なし。
外装も凄く綺麗だったので、当然ながら「買いかも」スイッチがオンになってしまいました
ジャンク扱いなので相場よりは安い様ですし…
んが、ハッキリいって置き場所が無いからデカイSY77はあり得んだろうと冷静になり一旦諦めたんですが…
1週間後に結局誘惑に負けて家にお持ち帰りすることになりました
(→だから置く場所が無いってば…自分で言うのも何だけど、後悔は先に立っている)
で、何はともあれ恒例の分解作業

筐体がデカイだけのことはあり、中身はかなり部品ぎっしり感が強いデスね。
問題のフロッピードライブを外してみると、ゴムベルトが千切れてプーリーにネットリと貼り付いていました。
アルコールで洗浄してもなかなか取りきれず、ドライバーで削り取りながら洗浄を繰り返し、かなりな時間を要しました。


ベルトは以前QY300の修理の際に予備で購入したものがあったので、サイズが若干小さかったけど無理矢理伸ばして嵌めてみたら、とりあえず何とかスムーズには回りそうでした。
実際にフォーマットを実行してみると、問題なく動作しているようです。

たまたま持っていた手持ちのV50用のフロッピーを挿入してみたら、シーケンスデータのファイル名が表示されました。でもロード自体は最後の最後で失敗してしまいます。


あわよくばシーケンスデータだけでも復活させられないかと思ったんですがダメでした。
それにしても、平成元年登場なのでもう25年経っているんですね~
先日、モリコロパークでサツキとメイの家を見学に行ってきたのだけど、そこでのガイドの説明で、となりのトトロは25年前公開の作品だと言っていました。
四半世紀前のモノでも、良いものはいつまで経っても良いデスよね。
チョットくらいダメなところがあっても、それを上回る魅力があれば時間が経っていても全然問題ないって事に気付かされました。
と、自らの行為に恐怖する前にもっともらしい理由を後付けしてみました
iPhoneからの投稿
