GPSロガーの走行ログを Google Earth で見られるようにしてもらった
きっかけ
前の記事で、Wintec の GPSロガー「WBT-201」のログの日付を直す変換ツールを Claude に作ってもらいました。
日付が直ったので、今度は走行ログを Google Earth Pro で見られるようにしていきます。
TimeMachineX の KMZ と同じ表示にする
付属の変換ソフト「TimeMachineX」は、Google Earth 用の KMZ ファイルも作れます。
その中の「Speed_Track(Km)」(速度で色分けした線)と「Km_Posts」(1kmごとの目印)と同じ情報を入れたかったので、TimeMachineX が作った KMZ ファイルを渡して同様のものが作れるか聞いてみました。
Wintecのロゴや、スピード凡例は、既に存在しないWintecのサイトを参照しているため、現在は赤バツ表示になっています。

Claude は KMZ の中身を調べて、速度を20km/hごとに7色で塗り分けていることや、1kmごとの位置を前後の記録から計算していることを突き止め、同じ計算を再現してくれました。
TimeMachineX の出力と照合してもらったところ、色分けした線は361区間すべて一致し、1kmごとの目印の位置の差も最大0.18mでした。
あわせて、記録の前後の不要な部分をカットできるようにしてもらいました。
exe にドロップすると記録の時間範囲と停止していた区間が表示されるので、残したい区間の開始時刻と終了時刻を入力する方式です。

見た目の調整
1kmごとの目印をもう少し目立たせたかったので、マーカーのシンボルを選べるようにしてもらいました。
設定は exe と同じフォルダの設定ファイルに書く方式で、シンボルと色を並べて見比べられる見本の KMZ ファイルも作ってもらいました。
速度の色分けは、20km/hごとから5km/hごとに細かくしてもらいました。
TimeMachineX の7色の間をなめらかにつないだ色になり、凡例が縦長の目盛り付きのカラーバーになりました。
このあたりの表現方法は特に指示していないのですが、いい感じに作ってくれました。

橋の上なのに海面を走っている
Google Earth で見ていると、名港中央大橋を渡るところで、線が橋の上ではなく海面を進んでいました。
画面キャプチャを貼り付けて聞いてみると、線を地表に沿わせて描く設定にしていたことが原因だと分かりました。
Google Earth の地形データには橋や高架道路が含まれていないため、地表に沿わせると橋の上でも海面の高さに線が描かれるそうです。
斜めから見ているので、橋の横を走っているように見えていました。

そこで、GPS が記録した高度で線を描く設定を追加してもらいました。
GPS の高度は橋の上り下り(46m → 76m → 58m)を捉えていましたが、全体に10〜20mほど高めに出るようで、補正値も設定できるようにしてもらいました。
今のところは、地表に沿わせる設定で使っています。
走行アニメーション
最後に、Google Earth の「ツアー」機能で走行アニメーションを作れるようにしてもらいました。
カメラが車を斜め後ろから追いかけ、走ったところだけ速度の色分けの線が描かれていき、そのまま残ります。
Google Earth Pro の「ムービーメーカー」を使えば、このツアーを動画として保存できます。
再生速度を等倍速とすれば、動画撮影した映像と合成が可能となります。

走行アニメーションの調整
実際にツアーを再生してみると、軌跡の現れ方が気になりました。
最初は2秒分ずつ線が現れる作りで、車のマーカーとの間に隙間ができていました。
線を1秒ごとの記録点で区切って車に追従させたところ、今度は線がマーカーより前に出てしまいました。
そこで、線の先端の位置を秒単位で前後に補正できる設定(tourlead)を追加してもらいました。
等倍速で再生すると、1秒ごとに線が伸びるのがまだカクついて見えました。
記録点の間を分割して補間する設定(tourseg)を追加してもらい、2分割や5分割など細かくするほど軌跡は滑らかになりました。分割を増やすほどファイルが大きくなり、Google Earth の動きも重くなります。
進行方向が変わるときのカメラの追従も、調整できるようにしてもらいました。
進行方向を求める範囲(tourheadwin)と、カメラの向きが追従するまでの遅れ(tourheadtau)を設定ファイルで変えられます。
地表に沿わせる設定のままでも、線やマーカーを少しだけ高く表示できる設定(groundoffset)も追加してもらいました。

